Q&A(高等課程)
学園の沿革について教えてください。
1949年、この地区での家政系各種学校の草分けとして創設されました。創設初期は、洋裁と料理の2分野でスタートしました。
1967年、調理師学校を設置し、本格的にプロ調理師の養成に取組み始めました。
1978年、「名古屋学芸専門学校」を開校し、高等学校教育と調理師養成教育を合体させた教育システムを創設、約6,000名を越える卒業生を食産業界に送り出してきました。
2003年、学芸校の伝統と実績を引き継ぎ、専門性の高い調理技術の指導を目的として高等課程を再編し、高等調理課程調理師本科3年コースを設置しました。
教育方針について教えてください。
実習第一主義をモットーに、現場で即戦力として活躍できる調理師、社会常識を備えた人材の育成に力を入れています。具体的には、休まないこと、確かな調理知識・技能の修得、笑顔の挨拶、丁寧な言葉遣い、清潔な身だしなみ、正しいマナーなど基本的な事柄を身につけていくための指導をします。また、一般常識の修得にも力を入れています。
特色について教えてください。
①長い歴史と卒業生のネットワーク
本学園は、70年を超える歴史を持っている卒業生との結びつきが、求人数の多さにつながっています。
②調理実習の時間が多い
実習第一主義のモットーに基づいて、1週間に一年生は1回(1回の授業は3時間)、二年生は2回、三年生は4回の実習時間を確保しています。また、土曜日の特修講座や一流シェフによる特別講座などを実施し、実習の充実を図っています。
③常勤職員の比率が高い
実習技術の向上、生活面の指導など、調理実習や一般科目の先生が常勤として勤務しているため、生徒の相談・サポートができる体制が整っています。
④施設・設備が充実
七つの調理実習室、レストラン実習室、大型モニターテレビ6台を設置している164人収容の多目的ホール、ハーブなどを栽培している屋上庭園、自動手洗い器など現場に直結した施設・設備を整えています。
入学時に必要な費用を教えてください。
※以下の金額は、入学年度により変更することがあります。(三河高校の学納金は、高校側の通知により変更されます)
①入学時に必要な費用(令和7年度見込み)
区分 | 金額 | 納付期間 |
---|---|---|
入学金 | 160,000 | 合格後(※1) |
1 期分 | 280,000(※2) | 3月頃 |
学用品男子(※3) | 158,950 | |
学用品女子(※3) | 174,650 | |
三河高校納付金 | 74,000(※4) | |
教科書代(※5) | 23,683 | 4月頃 |
合計(男子) | 696,633 | - |
合計(女子) | 712,333 | - |
※1 推薦・一般入試とも合格通知後、1週間以内に納付
※2 授業料:120,000円、生徒活動諸費:160,000円
※3 制服・包丁セット・実習服・実習靴・体操服など
※4 検定料:6,000円、入学金:20,000円、授業料:48,000円
※5 1年生にて使用する教科書
②1年生で必要な費用(令和7年度見込み)
区分 | 金額 | 納付期間 |
---|---|---|
授業料 | 360,000(※1) | 6・9・12月頃 |
教育維持費 | 100,000(※2) | |
①②合計(男子) | 1,154,649 | - |
①②合計(女子) | 1,170,349 | - |
※1 2・3・4期分 120,000円×3
※2 2期分:40,000円、3期分:30,000円、4期分:30,000円
※上記には、実習材料費、1年生の校外(国内)研修費が含まれています。
※上記以外に「北海道研修」の費用(85,000円)が必要です。積立制度があり1年生から始められます。
学校独自の奨学金など支援制度はありますか。
以下のいずれかに該当する生徒は、入学金を全額免除します。
①兄弟姉妹の同時在籍
学納金負担を軽減する趣旨で設けているものです。
②後継者養成支援制度 <卒業生子弟枠>
保護者が本学園設置校の卒業生。広く調理業界に携わる人材育成の一助となることを趣旨として設けているものです。
③後継者養成支援制度 <飲食業継承枠>
保護者が現に飲食業に従事(調理業務担当)している、又は飲食業を営んでいる。制度の趣旨は前項同様です。
これらについては、詳しくは募集要項で確認してください。
その他の奨学金制度について教えてください。
以下、参考にしてください。
①「愛知県高等学校等奨学金」愛知県
②「交通遺児奨学金」交通遺児育英会
③「国の教育ローン」日本政策金融公
④「その他の民間教育ローン」
これらは、いずれも返還義務の有る奨学金です。尚、奨学金の重複貸与は認めないなど、各制度により条件がありますので、ご希望される方は本校の入学係までお問い合わせください。
名調校の3年間ではどのような学習をしますか。
各学年ごとに大きな目標(テーマ)があります。時間割表など詳しくはこちらをご覧ください。
授業時間はどのようになっていますか。
業は午前8時50分です。調理実習が3時間続きのため、午前中3時間(1授業時間は50分授業)で、午後3時間行われます。授業時間数を充たすため午後4時間行う場合があり、そのため終業が午後4時30分になることもあります。土曜日は、原則として休日ですが特修講座を開講する場合もあります。もちろん参加は自由で、受講料はかかりません。
試験はどのようになっていますか。
1年間に2回の定期試験を行います。本校では、試験の点数のみでなく、平常点(授業態度・提出物等)も加えた総合評価になります。
調理実習はどのようなことから行われますか。
各分野の基本から応用まで学びます。包丁の握り方、研ぎ方、各器具の名前や使い方からスタートし、野菜の基本切り、フライパンの振り方など、基本的な技術を習得しながら徐々にステップアップしていきますので、初めての人でも心配ありません。
製菓学校との違いは何ですか。
製菓コースがある学校では、「製菓衛生師」の受験資格がえられます。(製菓衛生師資格は、菓子製造業での実務経験が2年以上あれば受験することができます)本校に求人をいただくお店のオーナーや会社の就職担当者の話では、この「製菓衛生師」の資格の有無は必ずしも採用の基準にはなっていないようです。
本校では、製菓も調理の一分野としてとらえています。製菓実習は、常勤の教員が指導しオール電化の製菓専門実習室も設置しています。就職先に関しても、ホテル・レストラン・洋菓子店などからの求人は多く、製菓部門へ就職する卒業生も数多くいます。製菓部門に就職した卒業生の中には、独立して洋菓子店をオープンした人もいます。
『スイーツ甲子園』について教えてください。
『スイーツ甲子園』は、産経新聞社が主催し、貝印株式会社が特別協賛する、高校生のスイーツ日本一を決定するコンテストです。高校生が3人1組でチームを作り予選大会を勝ち抜き、全国大会を目指して先輩から後輩へ、その熱い想いを引き継いできました。
本校は、第3回・第6回・第10回につづき、第12回の大会でも全国優勝という栄誉に輝きました。第5回・第7回・第9回・第11回大会でも予選大会を勝ち抜き、全国大会出場を果たしています。これらの結果は、新聞・テレビなどで取り上げていただきました。全国大会出場8回、うち優勝4回という快挙は、出場した生徒の意識の高さと努力のたまものであり、本校の製菓授業のレベルの高さ、サポート体制の充実といった面を示すことができたと考えています。
課外活動の“スイーツクラブ”には1年生から3年生の生徒多数が在籍、放課後を中心に活動しています。このクラブを母体にして、スイーツ甲子園に向けてチームの編成、夢やスイーツへの想いが込められたケーキ作りに情熱を注いでいます。
年間行事にはどのようなものがありますか。
下記の主な行事があります。
【1年生】
・入学式
・各種検診
・実力試験
・学内研修(前期)
・名調大合戦(運動会)
・校外研修(後期)
・特別料理講座(仏・中・日・菓)
・特修講座
・クリスマス会
・もちつき大会
・前・後期試験
・卒業感謝祭
・修了式
【2年生】
・進級事前指導
・各種検診
・校外研修
・名調大合戦(運動会)
・特別料理講座(仏・中・日・菓)
・施設見学
・特修講座
・クリスマス会
・もちつき大会
・前・後期試験
・卒業感謝祭
・修了式
【3年生】
・進級事前指導
・各種検診
・就職ガイダンス
・テーブルマナー(学内)
・宿泊・校外研修
・名調大合戦(運動会)
・特別料理講座(日・仏・中・伊・菓)
・特修講座
・クリスマス会
・もちつき大会
・前・後期試験
・ヨーロッパ調理研修(希望者のみ)
・技術考査
・卒業感謝祭
・卒業式及び卒業パーティー
校外研修の内容を教えてください。
各年次の調理に関する知識・技術の習得度合いを踏まえて、3年間で体系化した校外研修を以下の概要で実施しています。
【1年生】
日本料理の構成・テーブルマナーについて学ぶとともに、食材・調味料から素材への理解を深めることができる施設を、また、製菓関連施設も訪れることにより、将来の進路選択の参考になります。
【2年生】
会員制リゾート施設での研修
ゲストを迎えたサービスを講義・実践方式で学ぶと共に、地域の歴史・特色に基づいた食文化を知ることのできる施設を訪れます。
1・2年の研修においては、ビュッフェスタイル・日本・フレンチ・中国のコース料理を味わいながら、調理方法・マナーについて学びます。
【3年生】
北海道研修旅行(10月頃)
これまでに修得した調理経験を校外研修ならではの活動を通じて、レベルアップする場として、また、調理師として必要な「食材」に対する感覚を養う場として、さらに、高校3年間の思い出づくりを目的として実施しています。各料理分野に分かれてのホテル・レストランなどでの会食、市場見学、特産物や名物グルメ探求、牧場での体験などができます。
名調校へは、どのような生徒が入学してきますか。
料理に興味がある人
料理やお菓子を食べることが好きで、料理を作るのが好きな人
自分で作ったものを、食べる人に喜んでもらいたいと思っている人
将来の夢を持ち、そのための努力ができる人です。
名調校に入学して、夢を実現するために努力した先輩の例を教えてもらえますか。
ここ数年間の卒業生の例を挙げておきます。
①片道1時間以上かかる遠距離通学にも、欠席遅刻することなく通い続けて、苦手部門の技術習得を努力でカバーしながら、めきめきと腕を上げ、京都の料亭に就職を決めたA君。
②入学当初から世界で活躍できるパティシェを目指し、学業・生活はもとより行事でもリーダーシップを発揮。授業後は語学学校にも通い、製菓のフランス留学コースに進学を決めたBさん。
③苦手教科があり、勉強では人一倍の努力を必要としたものの、先生たちの指導に我慢強く食らいついて、3年次には成績も向上させ、ホテルの洋食部門に就職したC君。
④友達付き合いに悩み、学校を続けることに迷いを感じた時期があったものの、自分から積極的に周りに働き掛けて良い友人関係を作り上げ、病院の給食調理に就職したDさん。
⑤どちらかというと不器用で初めは大きな声で挨拶もできなかったものの、アルバイトを始めることで新しい自分を見出し、3年間かけて積極性を身に付けながら、イタリア料理の専門店に就職したE君。
⑥入学後に発症したアレルギーのため健康面や生活面で人一倍の注意を払いながら、少々のことでは休まない状態を維持。無事に卒業までこぎつけると共に、老舗料亭に就職を決めたF君。
⑦アルバイトをして授業料を自分で払いながらも、いつも明るく輪の中心にいる人柄で、夏休みにアルバイトをしたホテルから是非とも来て欲しいと誘われ就職を決めたG君。
⑧特待生として入学。パティシエになる夢を胸に、他の模範となるにふさわしい姿勢で、結果を出しながら生活を送り、2年次にはスイーツ甲子園で全国優勝。3年次にも全国大会に出場。卒業後は有名菓子店への就職も決めたHさん。
推薦入試と一般入試では受験科目が異なりますか。
推薦入学は、実技試験・親子面接を行います。
一般入試は、適性試験・実技試験・親子面接を行います。
適性試験は、国語・数学・英語の3教科から出題され、50分で解答します。
親子面接ではどのような質問がされますか。
①受験生への質問
・調理師への道を目指した理由、本校を選んだ理由
・目指している調理師の進路(分野、就職先、進学先など)
・自分の長所や短所
・出席状況(遅刻・早退含む)の確認
②保護者への質問
・本校に対する印象、受験に至るまでの経緯
・調理師になるための支援・協力
・本校の教育指導方針に対する理解と家庭における協力の確認 など
特待生として入学する場合の特典はありますか。
本校指定の条件を満たす入学生には授業料の一部が免除される制度があります。
例えば、3年間特待生として在学されますと最高72万円まで免除となります。ただし、年度内の各期(前・後)に資格継続の可否を審査します。学業不振又は問題行動を起したときは、資格が取り消されます。
進路はどのように決まっていくのですか。
調理業界への就職を第一の目標として決定までのスケジュールを整えています。
1年生:
社会人としての心構えを育てます。
2年生:
希望部門を固め、就職関係書類の手続き方法や履歴書記入指導等も行います。
3年生:
具体的な店舗の絞り込み、見学・試験といった活動に推移していきます。基本的なスタンスとしては、本人が求人票の閲覧、希望企業への見学・試験日程連絡などを行いますが、先生も生徒の問い合わせに対応しサポートします。
本校は、進路の決定率が非常に高く、調理業界への就業を希望する生徒については、ほぼ全員が進路を確定しています。学校の指導体制はもちろんですが、何よりも本人の意識と心構えが大切です。例えば、色々なお店を食べ歩いてみる。アルバイトを通して見聞を広げるなど、自分自身の進路選択に役立つ行動を積極的にしてほしいと考えています。
進学する生徒はいますか。進学先を教えてください。
約1割の生徒が進学します。進学先は、栄養・製菓・フードビジネスなどの四年制大学・短期大学・専門学校です。(過去の進学先です)
①四年制大学
令和6年度:
中部大学 応用生物学部 食品栄養学科 管理栄養科学専攻
令和5年度:
東海学園大学 経営学部 経営学科
令和4年度:
愛知学泉大学 家政学部 管理栄養学科
②短期大学
令和6年度:
なし
令和5年度:
なし
令和4年度:
名古屋文理大学短期大学部 食物栄養学科 栄養士専攻
③専門学校、各種学校、専門校など
令和6年度:
名古屋スイーツ&カフェ専門学校 パティシエ・カフェ科 語学留学フランスFrench In Normandy校
令和5年度:
名古屋製菓専門学校 洋菓子技術マスター科、名古屋ユマニテク調理製菓専門学校 製菓製パン科、名古屋医療秘書福祉&スポーツ専門学校 診療情報管理士科、名古屋リゾート&スポーツ専門学校 スポーツトレーナー科、名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校 ヴォーカルコース、エスモード・東京校 土曜コース スティリズム モデリズムⅠ、代々木アニメーション学院 クリエーター学部 イラスト科、代々木アニメーション学院 声優・エンターティナー学部 声優タレント科
令和4年度:
名古屋ユマニテク調理製菓専門学校 製菓製パン本科、名古屋スイーツ&カフェ専門学校 パティシエ・カフェ科
これまでの就職実績について教えてください。
本校は、日本・フランス・イタリア・中国料理及び製菓と多分野の調理実習が基本から学ぶことができますので、就職する分野も様々です。卒業年度によって、病院・福祉施設などの給食の分野が多くなっているのも特徴です。また、パティシェを希望する生徒もいます。参考までに、近年の求人件数と分野別の就職率は、下記の通りです。
【近年の求人数】
1,924件 延べ29,108人
【近年の分野別就職実績】